19/05/27 12:33:07.02 9rWWzWvs9.net
しこたま酒を呑んだ夜、終電間際の電車に乗って帰ろうとすると“乗り過ごし”というリスクを背負うことになる。
酔い心地でうとうとして気がつけば、電車は見たことも聞いたこともない終点の駅。
改札口を出て駅前に出てみたはいいものの、特にめぼしいものがあるわけでもない都会の外れの住宅地。
そうしてせっかくの気持ちのいい酔い心地も吹っ飛んで、人は絶望の淵に立つのである―。
天王寺駅や大阪駅でもお馴染みの「日根野行」
と、そんな世にも恐ろしい終着駅は、だいたい電車通勤が主流の都市部に多くあるものだ。
そうしたわけで、これまでも小金井、国府津、小手指、南栗橋などなど首都圏近郊の終着駅を中心に巡ってきたが、
今回は関西の終着駅に進出してみようと思う。訪れたのは、JR阪和線の日根野駅である。
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阪和線はすぐ脇にあべのハルカスも聳える大阪市南部の天王寺駅を起点に南西に走り、和泉山脈を越えて和歌山駅までを結んでいる。
関西国際空港に乗り入れる特急「はるか」や紀伊半島南部を目指す特急「くろしお」のほか、大阪駅から大阪環状線をぐるりと回って
阪和線に入って和歌山行の紀州路快速・関空快速がこの路線の代表列車。関西を代表する大動脈のひとつだ。
そんな中でも大阪方面からやってくる区間快速は多くが“日根野行”。
さらに23時以降の快速も軒並み日根野行であり、終電間際に乗るなら実に危険な終着駅というわけだ。
他にはより大阪中心部に近い“鳳行”もたくさんあって、こちらも駅名からして実に興味深いところではあるが、今回は乗り過ごしたときの“被害”が甚大な日根野を選んだのである。
そんな日根野駅まで、阪和線の電車は実にスピーディーに走ってゆく。
大和川を渡れば大阪市から堺市に入り、世界文化遺産登録が確実になった百舌鳥・古市古墳群の代表格とも言える大仙陵古墳(仁徳天皇陵)を横目にさらに南西へ。
紀州路快速ならば天王寺駅からおおよそ40分ほどで目指すところの日根野駅に到着する。
新しいマンションが建ち並ぶ駅前
日根野駅があるのは大阪府泉佐野市。ご存知、ふるさと納税を巡るあれこれで話題沸騰の街である。
とは言っても日根野駅周辺は泉佐野市の中心市街地とは遠く離れているようで、駅前は実にのどかなもの。
少し古びた橋上駅舎から東側に出ると、広々としつつも閑散としたロータリーが広がり、その向こうには大きなマンションが建っている。
線路に沿って北に少し歩けばイオンモールもあるようだ。
近くには目下建設中のマンションも。イオンがあって始発列車も多く、大阪中心部まで1時間かからないとなれば通勤圏内としては充分なのだろう。
これまで見てきた首都圏の終着駅ともよく似ている。
駅前の広場を歩いていると、その一角に阪和線の電車が描かれた小さな建物。なにかと思って近づいてみれば、どうやらトイレのようだ。
駅前の公衆トイレを車両に模すあたり、車両基地のある“鉄道の街”らしい取り組み。
こうしたところも車両基地とともにある終着駅らしさというべきだろうか。
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2019年5月27日 6時0分 文春オンライン
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607:名無しさん@1周年
19/05/29 02:25:18.63 YdCjVS6a0.net
日根野にお嫁に行く時は
ほんのり桜色にお化粧して
って歌があったな
608:名無しさん@1周年
19/05/29 02:26:43.64 yfrRxuiD0.net
>>606
京都府内完結の奈良線とかあるし
609:名無しさん@1周年
19/05/29 07:11:00.29 OeRJ0uwu0.net
>>607
節子、それは日根野やない、日野菜や
はったけのなっかまに送られて、あす~はあっなたの食卓へっ