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【社会】高校生マザーズは「おめでとう」を聞いたか 日本の10代妊娠・出産 - 暇つぶし2ch1:砂漠のマスカレード ★
19/05/20 16:04:42.55 BhRyJJ9z9.net
田中俊英2019年05月20日 15:00高校生マザーズは「おめでとう」を聞いたか
■日本の10代妊娠・出産
日本の10代妊娠・出産に対する対応は遅れていると言われる。
3年前に京都府であった妊娠後の半強制退学(卒業のためには体育授業の出席が必要と生徒側に説明)問題に関して、
国会で質問としてとりあげられ、それに対して少し前に文科省から回答と通知があった(妊娠した生徒への対応等について)。
この通知の後半、アンケート回収部分を見ると、やはり妊娠に伴う退学は多い。
この退学を、主体的なものと外部から勧められたものを合わせると40%ほどになる。
前者が2%程度と一見「自主的」判断が多いと捉えてしまうのだが、1.この決定者には保護者も含まれること、
2.また若者の「決定」あるいは決定全般において「完全な自己決定」はないという哲学的指摘(J.デリダ)も含めて考えると、
妊娠に伴う退学の決定には、まわりの大人たちの意見が多かれ少なかれ含まれている。
そんなものかなあと流してしまいがちになるが、これが「働く女性」であればどうなるであろうか。
当然、手当も含んだ産休や育休制度が適応され、困難ではあるものの会社復帰の仕方が人事と当人との間で話し合われるだろう。当たり前だ。
けれども、高校生は「退学」を周囲から迫られる。
生活をどうする、赤ちゃんは誰が育てる、結婚するのか等、一見常識的な問いを周囲の大人たちは当事者に、つまりは「高校生マザーズ」予備軍に叩き込んでいく
■「生命倫理」
が、よく考えれば、「妊娠したことに関する内面的深み(その戸惑いや喜び等)」のような話し合いはすっと飛ばされ、
いきなり「なぜこうなったのか」というお説教や「産んで食べていけるのか」という現実生活の問い質し等の次元に当事者を引きずり回す。
また、産休・育休制度といった社会的仕組みのことなども当然調べられることもない。
頭から、「なぜ妊娠した!」の大合唱である。
そんなことを、先日行なわれた「高校生マザーズ」のイベントで僕は問いかけた(高校生マザーズ~その声に耳をかたむける)。
すると参加者たちからは、上のような意見(妊娠出産に対する「現実的」意見)も述べられた。
だが、その参加者たちは実際に10代妊娠・出産を経過した人も含まれており、一般社会の堅い意見というよりは、
すべてを経験した人の深みと痛さとやさしさがそこには含まれ、通常の規範議論の押し付けにはならなかった。
とにかく、10代の妊娠には苦労が伴う。そんな簡単なものではないが、周囲の大人が社会規範や現実的側面から安易に判断と押し付けをするものではない。
それは、現実の厳しさも踏まえた上での個別的判断、お腹のなかの赤ちゃんの生命のあり方も含めて深く議論する必要がある、倫理的な領域、つまりは10代と周囲の大人たちが背負い分かち合う
「生命倫理」
のジャンルに含まれるものなのだと、僕は「高校生マザーズ」の時間の中で考えた。
URLリンク(blogos.com)
2019年05月20日 15:00


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