19/05/19 15:51:09.05 AsSqSJeF0.net
URLリンク(i.imgur.com)
女と間違う名前にして
無知な少女を相手に小遣い稼ぎしてきたくらいだからな
文章読んでワロタwwwwwwwww
「驚いた?」
と、外人に変身したホシオ。
「お、驚いた……」
驚くわよ。
そりゃ。
「そ、それ、本物……? 髪と、目と」
「うん」
「SFXとかじゃなくて……」
「エスエフエクス?」
「ねえ、もとの色にも、もどるのかしら」
「もどるわよ。見ててね」
と、ホシオは、ベッドの端に腰かけ、目を閉じた。
派手なオレンジの頭を、食い入るように見つめる、あたし。
あ。
てっぺんが、ちょっと黒ずんで……。
あらららっ。
もう、真っ黒。
「ストップ、ストップ。よく見てなかったわ」
「えっ?」
と、ホシオが目を開く。
「まあ、目も黒く……、ねえ、もう1回、オレンジと緑にしてくれないかなあ。変わる瞬間、見逃しちゃったの」
「けっこう、疲れるんだけど、これ……」
「お願い。今度は、ちゃんと見てるから」
「……じゃ、やるわ」
と、再び目を閉じる。
「待って!」
「どうしたの?」
「つむっちゃうと、わかんないじゃない、目の色」
「開けたままじゃ、無理なのよ」
「なんだ、つまんない。ま、いいか。髪と同時に、見れるわけじゃなし」
「変えるわよ」
あわてて、ホシオの髪を一房手にとり、顔を近づける。
スーッ、と。
ちょうど、ジュースが、ストローを伝って吸いこまれるように。
オレンジが、毛先に向かって走るのが、わかった。
「うーん……そうかぁ……」
「驚いた?」
あたしを見つめる、緑の目。
最初に会った時と、同じ……。
「驚いてくれた?」
「えっ。ああ、今の」
ハッ、と、われに返る。
「うん……驚いた。別の色にもなるの?」
「……そりゃあ、なるけど」
「やってやって、お願い」
「ふう」
ため息をつく、ホシオ。
「……わかったわ」
そう言って、目を閉じた。
やがて、頭のてっぺんから、スーッ、と。
オレンジが、紫に。
「どう?」
と、開いた両目は、黄色。
「わっ、気持ち悪い。さっきのに、もどしてっ」
「……わがままな人」