19/05/17 00:03:43.68 Zze391ML0.net
>>715
殉葬しても、日本書記の垂仁紀28年の記事にあるように、
『倭彦命を葬った時に、近習の者全員を陵の境界に生き埋めにしたのだが、死にきれずに昼夜泣き呻く声が響いた。
やがて力尽きて腐臭が漂い、犬や鳥が集まって腐肉を喰った。垂仁天皇はこれに心を痛めて殉葬のしきたりを止めさせた』
(日本書記全訳(上巻):宮崎豊穂訳:ほおずき書籍より抜粋、一部口語化)
のような殉葬の仕方だと、人骨は後世まで残らず散逸する。
石の棺に入れて深く埋葬してさえも、人骨は1500~2000年後まで完全には残らない。
まして地表近くで死体を放置して犬や鳥に喰われる状況では、
100人を殉死させても、その痕跡は現代まで残らない。
したがって箸墓の周辺で殉葬痕跡が見つからなくても、倭人伝記事との齟齬は生じない。