【トヨタ社長】「終身雇用はもうは難しい」に賛否…「なら新卒一括採用をさっさと止めろ」「老害が威張ってた時代は終わった」★5at NEWSPLUS
【トヨタ社長】「終身雇用はもうは難しい」に賛否…「なら新卒一括採用をさっさと止めろ」「老害が威張ってた時代は終わった」★5 - 暇つぶし2ch170:名無しさん@1周年
19/05/15 20:47:08.49 hou38oCI0.net
>>110
2000年に書かれたコラムを紹介しよう
「情報革命の進展に伴って、オートメーション化が進む。ロボットは労働者を単純肉体労働から解放し、
情報機器は労働者を単純事務労働から解放する。イントラネットは、経営陣と第一線で働く労働者を直接結びつけ、
中間管理職をリストラに追いやる。ワープロの普及はタイピストを不要にし、パソコンの導入は業務をペーパーレス化して
書類整理やコピーの仕事を簡素化し、携帯電話の一般化は電話の留守番役を無用にするなど事務職員/秘書の仕事はなくなっていく。
インターネット通販と電子マネーの普及は、生産者と消費者を直接結びつけ、宅配会社を除く流通業を没落させるであろう。
製造業であれ、非製造業であれ、頭を使わない産業は、情報革命によって消滅していくのである。」
「従来資本集約的産業は、労働節約的産業として、労働集約的産業と対比されてきた。
鉄鋼業に代表される資本集約的産業は、機械化とオートメーション化による労働の節約を理想とし、無人工場を究極の理想とする。
これに対して、知識集約的産業は、資本節約的という意味では、一種の労働集約的産業ではあるが、
後者とは異なって、肉体労働をではなくて、頭脳労働を求める。頭脳労働の典型である研究活動は、
極端な場合紙と鉛筆だけで可能だという意味で資本節約的である。
最近では官僚的停滞に陥っている大企業よりも、中小のベンチャー企業の方が、
収益性が高かったりすることが多いが、これも情報社会の主流が資本節約的だからである。」
「鉄鋼製造では、一定水準以上の質の鉄鋼を作ることが求められるが、
それを除けば特に商品に創意工夫の余地はない。企業が努力すべきことは、
規模の拡大によって単価を下げることぐらいである。ところが、知的生産活動では、
横並びで他の研究者と同じ生産物を作っていたのでは意味がない。
これまで日本の企業は、欧米で開発された新製品をよりやすいコストで量産して利益を上げてきた。
だが、例えばパソコンソフトをオンライン上で頒布する場合、複製のコストはほとんどゼロだから、
従来の戦法は役に立たない。オリジナルを創った者の一人勝ちなのである。
研究開発という商品には、換言すれば、研究開発者という労働商品には、
間違わないという使用価値とは別に、独創性という希少価値が要求される。
これに対して鉄鋼製品の希少価値は、生産要素の物理的有限性に基づいている。
研究はグループでなされることもあるが、基本的に重要なのは研究者個人の自由な発想と独創的能力である。
工場の工程で個人が勝手な振る舞いをすることは許されない。だから工業社会では協調性と従順性が要求されたが、
それはもはや時代遅れである。 」

出典:永井俊哉(2000)「情報革命は経営と雇用をどう変えるか」
URLリンク(www.nagaitoshiya.com)


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