19/05/12 22:33:30.28 5lYE5WpZ0.net
>>1
図2は、わが国の発生状況を示しています。わが国では、1920年代に年間約3,500件の発生がありましたが、
1922年に家畜伝染病予防法が制定され、犬にワクチン接種が義務付けられてから約10年で年間数件の発生までに激減させています。
その後、太平洋戦争で予防対策が疎かになったとたんに約1,000件の発生が見られています。
しかし、1950年に狂犬病予防法が施行され、犬に年2回のワクチン接種が義務付けられたところ、
1956年の6頭の犬の発生を最後に、1970年にネパールで犬に噛まれた青年が帰国後発病死した1件を除き、
今日まで、狂犬病の発生を許していません。このことは世界で稀な快挙と言えます。
しかし、日本を取り巻く国々では、未だに本病が多数発生していること、中でも年々交流が盛んになっているロシアや東南アジアなどでは
多数の発生が報告されており、何時侵入されてもおかしくない状況にあると言えます。
なお、この図から動物(ほとんどが犬)と人の発生数が平行しており、犬での予防の大切さがこれでもうかがうことが出来ます。
URLリンク(www.jsvetsci.jp)