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カビが顔や背中、お尻に拡散 =水虫、爪にできると「巣」に
5/12(日) 17:10配信
水虫は日本人の5人に1人が患っていると言われ、現在も増加傾向にあるとされる。カビの一種「白癬(はくせん)菌」が原因の感染症で誰もが知っている病気だが、白癬菌が爪に入り込んでできる水虫「爪白癬」は完治が難しい。爪にできた「巣」から背中やお尻、顔などに拡散してカビが生える場合もある。
そんな爪白癬に関するセミナーが東京都内で開かれ、埼玉医科大学皮膚科の常深祐一郎教授は「内服薬を使った完全治癒を目指して欲しい」と力説した。
◇かゆみはなくても
白癬菌は皮膚の角質や爪のケラチン(たんぱく質の一種)を栄養にして繁殖する。主な感染経路は自宅の風呂や温泉などにある足ふきマットなど。菌が繁殖している角質がマットに落ち、家人らがこれを踏んで付着したまま長時間放置すると感染する。
常深教授は「温泉などに入ったら部屋で足を洗ってほしい。そのまま寝ると感染してしまう」と指摘し、普段から足を清潔に保つ習慣が大切だと強調した。
水虫は、角質層で増殖している間はかゆみがない。このため、治療を怠るケースがあるが、長期間放置すると白癬菌が爪に入り込み、爪白癬を発症する。その後も放置すると爪が分厚くなって変形、歩くと痛かったり、爪が切れなくなったりする。
◇免疫が低下すると
(リンク先に続きあり)