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「10連休」が日本のためにならない、やっぱりの理由 [5/7(火)]
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つまり、日本の「連休」は、本来の意味の「休暇」ではなく、働く人たちの
心と体を痛めつけるハードな「苦行」のようになっている、という厳しい現実があるのだ。
では、なぜこんな皮肉なことになってしまうのかというと、この「連休」というものが、
国が定めた「公休」が連なったものであることが大きい。
(中略)
日本は公休日が世界でもダントツに多いせいで、生産性向上のためにも必要な
あるものがダントツに少なくなってしまっているからだ。
勘のいい方はお分かりだろう、有給休暇である。
(中略)
日本社会に「有給休暇」を取得できない空気がまん延していて、そのせいで労働者が
生み出している価値も無駄に消え失せている、という現実だけは直視しなくてはいけない。
(中略)
そこにダメ押しをかけているのが、「連休」だ。ここでたっぷり休めるんだから、
そこに加えて有給休暇なんて休みすぎだろ、というようなムードが
日本の労働現場を覆ってしまっているのだ。
(中略)
これは何世代にわたって日本人に刷り込まれた思想なので、すぐには変えることはできないが、
新しい時代を生きていくには、徐々にでも変えていかなければいけない。
そこでまずは、「連休」をズラして取得する「ズ連休」から始めてみてはどうか。
小中高生のいる人は家族そろって出かけるために連休を活用するのはしょうがないとしても、
そうではない人はなるたけ連休中も休まない。その代わり4月から6月の3カ月間で、
ゴールデンウィーク相当の連休が取得できるようにするのだ。
殺人的な満員電車を緩和しようと、鉄道会社が「ズレ勤」を推奨しても
なかなかうまくいかないように、この「ズ連休」もすぐには定着しないだろう。
だが、それでもやってみる価値はある。戦時中から続く「みんなで働き、みんなで休む」
という全体主義の呪いから抜け出すには、「連休」というものをあらためて見直す必要があるのだ。