19/03/29 20:41:52.36 wBhZ0ZtM0.net
>>569の続き
今では人件費削減のためだと企業側も認めているが
非正規社員化も当初は、「若者が夢を追っている」
「若者が責任を持ちたがらない」などと
まるで若者が自ら非正規を望んでいるかのごとく言われていた
そのために都合がよかったのが、精神科医によるお墨付き
精神科医が若者がだめだと吹聴することにより
企業側は堂々と非正規社員化を押し進めることができ
政府もまた若者の失業を無視することができた
精神科医にとっても、若者批判の本を出せばその本が売れ
また中高年向けの講演会やテレビにも引っ張りだこになるわけで
自身の所得が増え続けるなかで、やめられなくなっていったのであろう
「引きこもり」「ニート」「ゆとり」などの言葉は
すべてこの流れの中で生み出されてきた言葉だと言ってよい
同様に若者の「~離れ」も同じ文脈で説明できる。若者の貧困化が進み
貧困が原因で結婚や車の購入、旅行等を諦めているにもかかわらず
あたかも若者が別のライフスタイルを選択しているかの如く言い続け
「若者の貧困」という不都合な現実から目をそらし続けた
最近になってこれらを擁護、否定する言説が増えてきたのは
言うまでもなく売り手市場になったから
したがってこれらの問題は、今後少なくなっていくのだろうが
こういった事実、不況の時に全ての不利益を若者などの
社会的弱者に押し付けたという事実は、決して忘れてはならないと思う
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