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マレーシア首相、外国人大量流入のフィリピンに警鐘「政治的均衡乱す恐れ」
2019年3月7日 17:46
発信地:マニラ/フィリピン [ フィリピン マレーシア アジア・オセアニア ]
【3月7日 AFP】マレーシアのマハティール・モハマド(Mahathir Mohamad)首相(93)は7日、ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領による中国を重視した政策の影響で中国人労働者が大量に流入しているフィリピンに対し、外国人の流入は「政治的均衡を乱す」恐れがあると警告した。
昨年末にフィリピン上院の審理で明らかになったところによると、2016年のドゥテルテ氏就任以来、少なくとも20万人の中国人がマニラに流入。その多くは中国人ユーザーを対象とした複数のオンラインゲーム企業に雇用されている。
これがきっかけで懸念の声が上がり、中国人流入が地価上昇を招き、フィリピン人の職を奪い、税収にも影響していると主張する政治家も出てきた。
マハティール氏はフィリピンのテレビ局ABS-CBNの取材に対し、「外国からの直接投資は、国内に大勢の外国人を住まわせるものであってはいけない。国内の政治的均衡を乱す恐れがあるからだ」と語った。
さらに「どの国の出身であろうと、大勢の外国人が国内に居住・滞在することになれば、一国の経済にさえ影響を与え得る。そうなった場合、その是非を再検討するか、彼ら(外国人)に制限を課さなければならなくなる」と述べた。(c)AFP
マレーシアのマハティール・モハマド首相(2018年11月17日撮影、資料写真)。(c)SAEED KHAN / AFP
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