19/02/04 12:29:41.16 1r5l2ulg0.net
>>57
第一段階。04年1月から「全数調査」を「抽出調査」にしたのは、閉じられた世界、他の部署とも人事交流が少ない統計専門部署内の独断だろう。
第二段階。15年1月から、わざわざ、それまであった「規模500人以上事業所は東京に集中しており、全数調査にしなくても精度が確保できる」という記述を、マニュアルから削除したのは意図的だ。
16年10月には、担当参事官が総務省に「全数調査を継続」と虚偽の説明までしている。統計部署内の組織的隠ぺいが大いに疑われる。
第三段階。それは、18年1月からの「サンプル入替え」と「データ補正」だ。これは、15年10月の麻生大臣の経済財政諮問会議における発言が発端だ。
「毎月勤労統計については、企業サンプルの入替え時には変動があるということもよく指摘されている。(中略)是非、具体的な改善方策を早急に検討して頂きたい」
この指示を受けた最初の入替え・補正が、昨年からスタートしたのだ。30人~499人の事業所のそれまでの全数入替えを、麻生大臣指示を受けて、18年と19年は経過措置として1/2ずつ入替えとした。
そしてこれに加え、500人以上の大企業抽出調査を「全数」並みに補正したのだ。問題は、17年の調査はそのまま従前の数字を採用し、それと比較をした。
17年より18年の方が賃金の高い大企業比率が高いので、単純比較すれば18年の賃金上昇率が高く出るのは当たり前の話だろう。
第四段階。根本厚労大臣は、本件につき、昨年12月20日に報告を受けたが、翌日には粛々と不正な統計を事務方が発表している。大臣が報告時点でなにがしかの是正のための指示をしていたのなら、考えられない官僚側の対応だ。
アベノミクスはじまってからが本番だぞ