19/01/08 11:28:04.58 0BaqsUaK0.net
7月に出された質問主意書な。
基本的な国際情勢認識
プーチン大統領が、ロシア国内で極めて反対が強い北方領土の返還に応じるためには、それに勝る戦略的な譲歩を日本から勝ちとって、政治的なリスクを回避できることが前提であると考える。
そのロシアにとって、最大の問題は、いまも続くNATO(北大西洋条約機構)の東方拡大で、ロシアにすれば、クリミア併合やウクライナ危機を契機とした対ロ制裁のそもそもの原因は、
冷戦後、互いの軍事同盟を拡大しないという最高首脳間の合意を破って、東欧やバルト三国のみならず、ジョージアからウクライナまで勢力圏に取り込もうとしている西側諸国、とりわけ拡大の先鞭をつけた民主党のビル・クリントン大統領にあると考えている。
このため、ロシアにとって対日関係の打開は、ウクライナ危機後の対ロ制裁で足並みをそろえる主要七カ国(G7)の一角を揺さぶるという意味合いがあるとされている。
従って、ロシアにとって、北方領土返還に見合う日本の戦略的な譲歩とは、日本がウクライナ問題を巡る西側の対ロ制裁網から事実上離脱することを意味すると考えざるを得ない。
しかし、この西側の同盟を崩壊させ、日本が国際的に孤立しかねない決断を北方領土返還のためにできるとは到底考えられないが、日本政府が現に領土交渉を進めようとしている以上、このような困難な状況を打開して領土交渉を進めることが可能であると考えていると思料される