18/12/23 18:27:09.38 y6StJ2kN0.net
>>294
「ここでいう君民共治というのは、君主が決して国民大衆に対して搾取者の位置にあることなく、したがって国民大衆も君主から搾取されることのない政治体制のことである。
ところがここで驚いたのは、日本人にこの話をするとみな不思議そうな顔でキョトンとする。
私は最初その意味が全くわからなかった。しかし、だんだんその意味がわかってきた。
日本の天皇制にはそのような搾取者と被搾取者の関係が存在しない、ということを私が知らされたからである。
今度は私の方が驚かされた。
私が日本人を最高に尊敬するようになったのも、この天皇制というものの比類なき本質を知ったからである。
日本では戦前、比類なき国体という言葉があった。
またポツダム宣言受諾の際にも、この国体の護持という点が一番問題になったのである。
これは真に賢明なことであった。
この日本の天皇制はユダヤ思想の理想であったことはルソーの言葉でもわかるが、他にもあるユダヤ人のいった言葉に次のようなものがある。
『わがユダヤの王は、目に見えない護衛だけで守られる。
われらの王は威厳にみちてその権力を行使するのは人民の幸福のためだけであり、決して王自身や王朝一族のためにこれを用うることはない。
かくして王への尊敬と威厳はいやが上にも高まり、人民に崇拝され敬愛されるのである。
そのため王は神格化されるだろうが、それはひとえに王の権威が人民に安らぎと幸福を保証するコーディネーターの役を果たすからに外ならない』
断っておくが、これは日本の天皇制の描写ではない。
ユダヤ民族の理想なのである。
これを見てもおわかりと思うが、ユダヤ人はルソーの言った如く、国民との利害関係をもたない君主が理想なのである。