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④江戸時代に私たちの先祖は、「お上と民」という精神構造を埋め込まれてしまった。
自分たちを「下々」と位置付けてしまったのである。
そして、「お上」には逆らわない、従順に対応することを、「生活の知恵」として埋め込んでしまった。
このＤＮＡから訣別しなければならない。
第２次大戦後に民主主義が導入されて、「民」は「主権者」になった。
しかし、「主権者」を自覚する者は少なく、いまだに「民」と自分自身を位置付けてしまっている者が多い。
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この精神構造を転換させるために何よりも重要なのが「教育」であるが、この
「教育」が戦前の教育から抜け出せていない。
上の命令に従順に従う、自己主張をしない人間が養成され続けている。
学校教育の現場は、いまだに軍国主義が支配しているのである。
「自分でものごとを考える」、「自分の考えを堂々と発表する」ことが敵対視され、「上の者の命令に従う」、「自分の意見を表明しない」ことが美徳とされている。
このなかで、安倍内閣は２００７年に教育基本法を改定した。
学校教育の目標に「伝統と文化を尊重