18/11/17 16:02:54.20 bowvW66x0.net
>>444
強制貯金でハンコ差し押さえは複数の徴用工の証言がありまくり
巨額の預託金が日本国に今も残ってることがその証拠だよ
更に、労務係がピンハネまでしていた
では、以下参考文献抜粋
一九四二年になると連行は官斡旋の形でおこなわれていく。
この時期の連行の状況を示す証言が、一九四二年末に赤坂炭鉱に連行された文有烈さん
のものである（『林・記録』）。
結婚したばかりの一九四二年の末、面の巡査と書記らが土足で侵入し、
「一緒に来い」と巡査に家の外に突き出された。このとき面から三四人が連行された。
順天で九州の炭鉱に行くと告げられた。九州の麻生炭鉱に行き、一年で帰国できると聞かされた。
収容された寮は兵舎のような建物であり、高さ三メートルの板塀、鉄条網があった。
寮の中央にはガラス張りの監視塔があった。一棟が五部屋であり、四畳半の一部屋に五人が押し込められた。
寮の入り口はひとつであり、そこに労務の詰所があった。
朝五時に起こされ、広場で点呼を受けた。宮城遥拝、君が代、皇国臣民の誓詞のあと、六時に入坑した。
六時から九時までの一五時間労働だった。｢これから敵のトーチカを攻撃する。突撃進め！｣と坑口へ追いたてられた。
食事は大豆かすと麦を混ぜたものが多かった。労務は見せしめに死ぬほどに叩いた。
強制貯金され、送金は最初の二〇〇円が送られたきりだった。労務にそれを糾すと、なぜ朝鮮に問い合わせたのかと逆に木刀でたたかれた。
文さんは近くの飯場に逃走し、さらに泉水炭鉱にいった。しかしそこは圧制ヤマであり、労務に叩かれて死ぬ朝鮮人が多かった。
リンチは、たとえば柿木にロープで両足を結んで逆さ吊りにしておこなわれ、口や尻から水を入れ鉄の棒で殴られ、
手足が折れる音でぐったりとなった（『林・記録』四〇五頁～）。
文さんは自宅に侵入されて駆り出され、監禁され連行された。
赤坂の収容寮は板塀･鉄条網･監視塔付の施設だった。労働現場の戦場化のなかで暴力と強制貯金による労働を強いられた。
逃走した現場もまたリンチが横行する圧制ヤマだった。文さんの証言は連行と労働現場での暴力性と強制性を示している。