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●数学者 岡潔
三つの大問題を解いたその強烈な異彩を放つ業績から、
西欧の数学界ではそれがたった一人の数学者によるものとは当初信じられず、
「岡潔」というのはニコラ・ブルバキのような数学者集団による
ペンネームであろうと思われていたこともある
URLリンク(youtu.be)
重要な発見には、自然と人間が対立する西洋型の思考だけでなく
自然と一体となる東洋型の情操が大事だと考えます
「日本人は自然とか人の世とかを自分の心の中にあると思っているらしい」
「自然や人の世が喜ぶと自分が非常に嬉しいというらしい」
「芭蕉や万葉を読んでいると少しも自他対立していなくて
自分の心がそのまま外にうれしいというふうに詠んでいる」
うちなびき春来たるらし山の間の木ぬれの桜咲きゆくみれば
「パ~ッと春がきているがそれがすなわち自分の生命だっていうふうになる」
「そう思って自分のやり方を見ると
数学を自分の心の中に取り入れてそして心の中でその数学を見る」
「そうするとその心の中に入っている数学が
その一点に凝集して形を現してくるというふうになる」
「つまり日本人はものを心の中にいれて
そしてその自分の心を見るっていうふうなことが非常に上手なのに
今の人はどうも内を見る目というのがあまり開いていないように思う」
「日本人の本来の心を思い出してもらいたいな」