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「違法捜査で拘束546日」無罪男性が賠償請求
2018年10月01日 15時46分
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埼玉県の会社役員男性(43)が28日、静岡県警などによる不当な身柄拘束で精神的苦痛を受けたとして、国や静岡県を相手に約3636万円の損害賠償の支払いを求める訴訟を静岡地裁に起こした。
訴状などによると、男性は2016年3月、東名高速道路で焼津署に保護された際、警察官に頭突きをしたなどとして公務執行妨害容疑で現行犯逮捕され、その後の尿検査で覚醒剤反応が出たため、覚醒剤取締法違反容疑で再逮捕された。男性は同法違反で起訴され、1審・静岡地裁で懲役3年8月の実刑判決を受けた。
一方、17年10月の2審・東京高裁判決は、男性の公務執行妨害容疑について、警察官にけがの痕跡がないことや、法廷で警察官が証言した内容に不自然な点があることを理由に、「虚偽の被疑事実に基づく違法な現行犯逮捕」と認定した。さらに、違法な逮捕中に行われた尿検査の結果を証拠とすることは、「違法捜査抑制の見地から相当ではない」として男性に無罪判決を言い渡した。高検側は上告せず、無罪が確定した。
男性は控訴審中に保釈が認められるまで、546日間身柄を拘束された。
男性の弁護人の三津間秀人弁護士は、記者会見で「尿検査をするために容疑をでっちあげたに等しく、虚偽有印公文書作成や偽証罪にあたる可能性がある」と話した。県警監察課は「訴状が届いていないので、コメントできない」として