18/09/17 18:40:32.14 CAP_USER9.net
元朝日新聞の社長だった広岡知男氏が私(元木昌彦)にこう言った。
「昔は朝日とケンカしたって勝てないから、政治家だって文句を言ってくるヤツはいなかった」
珊瑚記事捏造事件が起きた1989年のことであった。
そうした朝日文化人の傲慢さや上から目線を週刊誌で批判すると、よく売れた。
私は朝日の古くからの読者である。最近の森友・加計学園問題追及は、朝日の紙価を高めていると思っている。
だが、朝日新聞出版から『朝日ぎらい』を上梓した橘玲氏によると、最近の朝日批判の盛り上がりは、昔と位相を異にしているという。
朝日に代表されるリベラル派が、「憲法にせよ、日本的な雇用にせよ、現状を変えることに頑強に反対する」守旧派に成り下がってしまったと喝破する。
保守派である安倍政権は、リベラルな政策を次々に打ち出して、若者たちに支持されているというのである。
『言ってはいけない』(新潮新書)もそうだったが、実に刺激的な本である。オールドリベラリストの私は、おずおずと橘氏のお叱りを受けに行ってきた。
○保守とリベラルの「逆転現象」
元木昌彦:このところリベラル批判本がずいぶん出ていますが、橘さんのお書きになったものは説得力があります。私はオールドリベラリストですから、自分が批判されていると思って読みました(笑)。
この本に、今の10代後半から20代の若者たちは、共産党が保守、自民党政権がリベラルだという認識だと書いています。われわれにとってはショックでした。
橘玲:早�