18/09/05 17:17:56.14 CAP_USER9.net
9/5(水) 11:00配信
JR一ノ関駅から徒歩約10分、殺された及川ヨシコさん(80)の自宅敷地内にあるアパートに男が入居したのは2014年8月のことだった。
ところが、2か月後の10月に男は窃盗罪で収監された。
出所は'16年6月。収監中ということもあり家賃を滞納し続けていた男は、そのことに対する詫びは一切なく、ヨシコさんに、誤字脱字だらけのラブレターを送りつけていた。
獄中から届く変態ラブレター
その内容が、ド変態級のしろもの。
品位のかけらもなく、矢で貫いたハートマークを乱発する幼稚さ……例えばこんな感じだ(※以下、編集部で補足したカッコ内を除き原文ママ)。
《いつだてどんなに遠くはなれていても決してヨシコのことは忘れないよ ヨシコのこと大好きになってしまったから今更らあきらめるなんて決して出来ないことだよ》
このあたりはまだおとなしいのだが、やがて文面はエスカレートし、
《ヨシコの心ろを性感体(帯)マッサージでほぐしてあげたいしね すごくヨシコのこと愛しているからいしょになったらきっと優しく性感体マッサージをしてあげるよ》
《ヨシコのことをだいてやりたいから ほしいからヨシコのことが 優しくだいてやりたいヨシコのことを(中略)必らず帰たらヨシコの性感マッサージしてあげるよ ね ヨシコ忘れないでね クンニング(クンニリングス)もしてあげるよ》
と変態性をはらみ、さらに、
《ヨシコの一番大事な所ろもマッサージやクンニングをしてやりたいしね》《心から愛しているから 好きだからSEXがしたいよヨシコと》
という“獄中妄想記”。
計2通の手紙では、やたら『クンニング』を連発している。さすがに気が引けたのか『SEX』の文字は雑に横線を引いて消してあるが、読めるのだから消した意味がない。
そして事件は起きてしまった
男は'16年6月に出所したものの、同年9月にはまたしても窃盗の疑いで岩手県警一関署に逮捕された。それなのに、いつまでもアパートの退去手続きをとらないため、及川さんは家賃の支払いなどを求める訴訟を同年10月に盛岡地裁一関支所に提訴。その裁判に、手紙は証拠として提出された。
逮捕され、収監されても、いずれ出所する。その時期に及川さんが怯えていたことを、及川さんの同級生の女性の息子(50代)が聞いていた。
「今年の6月ごろ“もうすぐ刑務所から出てくるから”と心配していましたね。警察にも相談に行って、見回りをしてもらったり、防犯カメラをつけたりしていたのに……」
及川さんの嫌な予感は的中し、事件は起きてしまった。
捜査関係者が概要を伝える。
「及川ヨシコさんの知人から、及川さんと連絡がとれないと署に連絡がありました。一関署の警察官が訪問したところ、8月20日午前11時50分ごろ、遺体を発見しました。
自宅2階の寝室で布団の上に横になり、布団がかぶせられていました。首や胸などに10数か所の刺し傷があり、腕などにも防御創が認められた」
県警捜査本部は8月25日、殺人の疑いで無職・佐藤仁一容疑者(74)を逮捕した。その容疑者こそが、冒頭の変態ラブレターを送りつけていた張本人だ。
佐藤容疑者は8月15~16日、殺意を持って及川さんの頸部、胸腹部などを鋭利な刃物で執拗に突き刺し、失血により死亡させて殺害した。凶器は見つかっておらず(9月1日現在)、容疑についても否認しているという。
今年8月から佐藤容疑者は、及川さん宅から徒歩2分、直線距離で約150メートルになる別のアパートで生活をはじめた。及川さんが殺された直後、平然と地区の区長のところにあいさつに来たという。
「“今度こちらに越してきましたのでよろしくお願いします”ということでした。服装もキチッとしていたし、疑うところは特になかったですね」
区長を務める70代男性は振り返る。ただ……と付け加える。
「部屋に上がったとき、キョロキョロと周囲を見渡して、落ち着きのない人だなとは思いました。やっぱりおかしい人だったっちゃね」
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