18/08/10 08:30:35.49 WUF0E1ll0.net
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【 引きこもり ≒ 長期失業者 】
大人の引きこもりが長期化しやすいのは
年齢が高い人ほど再就職が難しいから
「引きこもり」が就職氷河期世代に集中している現実を見れば
単なる失業者だということは容易に想像できるだろう
(リーマンショック後、欧州でも一時「引きこもり」が話題となったが
日本とは違い、しっかりと失業問題として対応しているようであった)
「家から出ることができない人」という都市伝説を流布し
失業者を見て見ぬふりをしてきたのが「引きこもり」問題の本質
「引きこもり」とういう言葉は恐らく80年代後半からあったが
当初は主に不登校児に対する用語であった
それが不況になった90年代半ば以降注目されるようになったのは
悪徳精神科医が自身の売名行為のために、失業者をあたかも
個人の人格に問題があるかのごとく言い始めたのがきっかけだったと思う
彼らは社会に出られず、自ら失業状態を選んでいるのだと
その状態が「引きこもり」なのだと
おりしも人件費削減の風潮から、若者の非正規社員化が同時並行的に進んでおり、
若者の人格に問題があるということになれば若者の失業を無視できる、
非正規社員化を正当化できるのではないかと世の中高年がその言説、
若者批判の流れに飛びついたのだと思う
今では人件費削減のためだと企業側も認めているが
非正規社員化も当初は、「若者が夢を追っている」
「若者が責任を持ちたがらない」などと
まるで若者が自ら非正規を望んでいるかのごとく言われていた
そのために都合がよかったのが、精神科医によるお墨付き
精神科医が若者がだめだと吹聴することにより
企業側は堂々と非正規社員化を押し進めることができ
政府もまた若者の失業を無視することができた
精神科医にとっても、若者批判の本を出せばその本が売れ
また中高年向けの講演会やテレビにも引っ張りだこになるわけで
自身の所得が増え続けるなかで、やめられなくなっていったのであろう
「引きこもり」「ニート」「ゆとり」などの言葉は
すべてこの流れの中で生み出されてきた言葉だと言ってよい
最近になってこれらを擁護する言説が増えてきたのは
言うまでもなく売り手市場になったから
したがってこれらの問題は早晩なくなっていくのだろうが
こういった事実、不況の時に全ての不利益を若者などの
社会的弱者に押し付けたという事実は、決して忘れてはならないと思う