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◆【南海トラフ】愛媛県と豊後水道でM6級の深部低周波地震「スロースリップか?」
今後30年以内に70%の高い確率で起こりうる南海トラフ地震について、気象庁の検討会は7日、先月中ごろから下旬にかけて、愛媛県と豊後水道でマグニチュード(M)6程度の「深部低周波地震」が発生していたことを明らかにした。
プレート境界深部で発生した「スロースリップ」が原因の可能性が高いという。
気象庁は今月7日に定例の検討会を開き、先月10日?28日にかけて、愛媛県中部から南部と、瀬戸内海西部の伊予灘で、通常の地震波よりも周波数が低く、揺れが小さい低周波地震を観測したと明らかにした。
さらに愛媛県と大分県の間の豊後水道でも、18?20日にかけて低周波地震が発生し、周辺の観測機器がわずかな地殻変動を観測している。
これらの地震の規模は、Mw5.7?6.0の範囲で、愛媛県では8月に入ってからも続いている。
地震の規模は、地震波の振幅から計算されるマグニチュード(M)を用いることが知られているが、ここで使うモーメントマグニチュードは、さらに性能が高い地震計データを使って詳細に計算したもので、マグニチュードより物理的に正確だという。
政府の地震調査研究推進本部によると、伊予灘から豊後水道にかけては、1905年に発生したM7.2の「芸予地震」や、2001年のM6.7地震など、17世紀以降、M6?7クラスの地震が一定周期で発生しており、今後30年以内に40%程度の確率で起こる可能性があるとしている。
今回観測された深部低周波地震と地殻変動について、気象庁は想定震源域のプレート境界の深部で「短期的なスロースリップ(ゆっくりすべり)」が起きているのが原因だと推定しており、