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菅義偉官房長官は１日、出身地の秋田県を訪れた。
地元支援者との会合や自民党秋田県連大会に出席し、安倍政権の実績や今後取り組む課題を説明。
９月の党総裁選での安倍晋三首相（党総裁）３選に向け、地方票固めの狙いがあるようだ。
菅氏は同県湯沢市での会合で「全力で走り続けてきた。
ようやくデフレではない状況まで日本全体の経済を築き上げることができた」と安倍政権の「成果」を強調。
首相の政権運営を引き続き支えていく考えを示した。
官房長官として政府の危機管理を担う菅氏は、東京に張り付かざるを得ず、衆院選応援などで東京を離れる際は関東など近場が多かった。
しかし、先の米朝首脳会談による朝鮮半島の緊張緩和を受け、地方訪問を本格化。月内に兵庫県や仙台市などを訪れる予定だ。
総裁選は今回から地方票の比重が増すため、地方での支持取り付けがこれまで以上に勝敗に影響する。
２０１２年総裁選の地方票で石破茂元幹事長に倍近い差をつけられた首相。
今回、議員票、地方票ともに圧勝することが、３選後の求心力に直結すると菅氏も見ている。
菅氏は既に、自身が影響力を持つ無派閥議員との会合も重ねている。
党内では「菅グループ結成」と警戒する向きもあるが、菅氏は６月２７日の記者会見で「いろんな方と会うことは政治家として当然ではないか」と受け流した。
2018/07/01-15:04
時事ドットコム
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自身の支援者と談笑する菅義偉官房長官（手前中央）＝１日午後、秋田県湯沢市
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