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東京大学は、国内有数の生命科学の研究所として知られる分子細胞生物学研究所について、データねつ造などの研究不正が相次いだため、不正防止に取り組む専門部署を設けて研究所の名称も変更するなど、新年度から抜本的に組織を変えることになりました。
東京大学分子細胞生物学研究所は研究者や大学院生などおよそ300人が所属し、世界でもトップレベルの研究成果をあげている国内有数の生命科学の研究所ですが、去年、分子生物学者の教授が発表した論文5本でねつ造などの研究不正が認定され、4年前にも所属する別の教授の論文で不正が認定されて、大学は再発防止策を検討していました。
その結果、東京大学は分子細胞生物学研究所の組織を抜本的に見直し、研究所の名称も「定量生命科学研究所」に変更することを決めました。
定量生命科学研究所では、これまで合わせて15あった研究分野と研究センターを、細胞の性質やタンパク質の機能などを研究する4つの研究領域に再編します。
また、各研究室で個別に行っていた実験設備や実験動物の管理を共有化するなどして研究者どうしの交流を増やして風通しをよくするほか、研究倫理を推進する専門の部署や外国人研究者も入れて、不正防止の取り組みを監視する委員会を設けることになっています。
定量生命科学研究所は来月1日に発足します。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)