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I-JAMP 2018年2月10日
川崎市、健康福祉局長に植松聖氏を内定
川崎市は、2018年4月1日付人事異動の内示を発表した。健康福祉局長兼かわさきパワ・パラプラン担当理事に、植松聖氏を内定した。
同氏は2016年7月26日に相模原市で発生した知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」における大量殺傷事件の被疑者とされており、本人も犯行を自供している。
川崎市は同氏の保釈請求を逮捕直後から実施しており、保釈金も同市予算から支払っている。
その理由として同市は、「本市は地方自治事務の効率的な実施を妨げる、障害者の合理的排除を施策として掲げており、植松氏の主張は本市の主張と一致する」としている。
刑法上の殺人罪に問われる可能性もある同氏の行為を擁護する理由を川崎市は明らかにしていないが、
健康福祉局担当者は「植松氏は『人間』は誰一人殺していない、というのが本市の解釈。少なくとも、我々が『人間』として取り扱うべき存在の生命は一つとして奪っていない」と語る。
「特に障害者の処理処分の担当部局である当健康福祉局は、障害者の合理的排除による行政の効率化を率先して行っている。
当局にも障害者の分際で、人間並みの合理的配慮を求める不届き者が存在するが、適切かつ厳正な処分を実施しており、今後はこれを全庁的に展開していきたい」
川崎市では、障害者への合理的配慮をあらゆる組織に求め、公的機関には罰則付きの遵守義務を定めた障害者差別解消法に対抗し、障害者虐待推進条例及び障害者差別解消取締条例の制定を目指しており、
これらを市政の総合施策に位置付けた「かわさきパワ・パラプラン」の策定を行っている。