18/01/13 18:45:08.42 yNHv3imK0.net
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そして、私が特に惹かれたのが、本の中ではサラっとした当たり前の事という雰囲気で書いてある政治家とヤ
クザの関係だ。そして、ひのえ氏がヤクザ時代に政治家とどう接したかという事だけでなく、最終的に「ひの
え太郎氏」自身も町会議員になってしまったという話も登場する。そして、『議員になれば、ビジネスに弾み
がつく』という項目まであったりする。
その方法が、このブログの読者も気になると思うので、一部引用してみる。当時、ひのえ氏は議員をやりなが
ら、産業廃棄物の処理の会社を運営していた。
議員を始めると同時に、ビジネスにも弾みがつきました。
ある業者の陳情を引き受けるとしますよね。そんな時に、「かわりとはいってはなんですが、ゴミの方は
ウチにやらせて欲しい」と持ちかければ、まず相手は拒否しません。ギブアンドテイクです。ゴミや産廃
関係の仕事は増えていきました。 現在、テレビは非常にお行儀の良いものになっていて、あまりエッジ
の効いた人をテレビで見かける事は出来ない。一方、ネットはというと、クレーマー体質の人が多くて、
何かあるとやれ炎上だと大騒ぎとなってしまう。大概ブログなどは本人が書くので、ひのえ氏がノリでブ
ログ記事を書いたら、場合によって本人がダメージを受ける可能性も大いにある。
そういう事を考えると、元ヤクザのひのえ氏の成功体験を世の中に出すのに一番適しているのは、出版社を通
した出版なのだろう。「ひのえ太郎」という名前(恐らく仮名)でプライバシーを確保しながら、かなり踏み込
んだ情報まで公開している。もちろん、本当にアウトな部分は出していないはずだ。そんな事は、出版社とい
う楯があるから出来る技だ。
久々に、出版社がやるからこそできる良い仕事を見た気がした。そして、肝心な内容も、裏社会も一般社会も
ビジネスルールの肝は変わらないので、飽きずにビジネスを学べた気がした。タイトルだけだとビジネスに興
味のある人の本という雰囲気があるが、私の感想としては政治家とヤクザの関係などが気になる人にも、ぜひ
オススメの一冊だった。