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JR東海が発注したリニア中央新幹線の建設を巡り不正な受注があったとされる事件で、東京地検特捜部がゼネコン大手・鹿島(東京)の社員から任意で事情聴取していたことがわかった。
また、特捜部が偽計業務妨害の疑いで8日に家宅捜索したゼネコン大手・大林組は土木担当副社長が任意で事情聴取を受けていたことも判明した。
特捜部は総額9兆円にのぼるリニア工事の受注調整の全容解明をめざす。
関係者によると、特捜部が任意聴取した鹿島の営業担当社員はJR東海担当。
大林組の捜索容疑となった「名城非常口新設工事」の受注経緯などについて事情を聴かれたとみられる。
鹿島はリニア関連ではJR東海の委託を受けた独立行政法人「鉄道・運輸機構」から昨年4月に東京都町田市の「小野路非常口」の建設工事、
昨年8月には岐阜県などの中央アルプストンネル建設工事を、いずれもほか2社とJVを組んで受注していた。
鹿島は1840年の創業で、17年3月期の連結売り上げは1兆8200億円。大林組、清水建設、大成建設とともに「スーパーゼネコン」と呼ばれている。
2017年12月11日11時36分
鹿島のJR東海担当社員も任意聴取 リニア関連工事巡り:朝日新聞デジタル
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