17/12/02 00:17:15.11 CAP_USER9.net
陽子係長の逮捕
別れるチャンスはあったという。何度となく、別れ話を切り出したのは陽子係長のほうだった。
「自分の家庭や副主査の奥さんのことも考えて、関係を清算しようとしていた。しかし、別れたくない副主査はそのつど、行為中の写真や係長の裸の写真をSNSで送りつけた。それをバラされるのが怖くて従っていたようです」(前出・職員)
リベンジポルノをにおわせ性的関係を続けさせる。
別れていれば、情事はそのまま過去のものになり、事件になることもなく終わっていただろうに、副主査の未練が事態を悪化させてしまった。
しかし、別れ話を切り出したはずの陽子係長もまた心の底では進藤副主査への思いを断ち切ることはできず、あろうことか嫉妬の矛先を副主査の妻・美樹さんに向けたというからひどい。
誹謗するビラをまいたり、手紙を出したり、無言電話をかけたり……。ついに不倫は陽子係長逮捕という結末を迎える。
逮捕までの流れを、前出・職員が明かす。
「昨年6月、美樹さんから“嫌がらせを受けている”と相談がありました。誹謗中傷する文書が自宅や同じマンションのほかの部屋のポストなどに何度も投函されており、職場に届いたこともあったと。
確認できているだけで10通ほど。過激な筆跡で書かれたものやパソコンで打たれたものなどがありました。
美樹さんは今年春、兵庫県警芦屋署に被害届を提出し、警察がマンションの防犯カメラを調べたら、なんと陽子係長が映っていたそうです」
今年4月、県迷惑行為防止条例違反(嫌がらせ行為の禁止)の疑いで陽子係長は逮捕され、5月に罰金30万円の略式命令を受けた。
陽子係長は騒動について、
「“副主査への恋愛感情から、妻に対して妬みや嫉妬の感情を持っていた”と言っていました。今は被害者に対して悪いことをした、と謝罪しています」(前出・職員)
一方の副主査も、
「(写真を見せるなど)係長に対し“怖い思いをさせて申し訳なかった”と言ってます」(同)
副主査の妻と係長の夫は
西宮市は11月13日に、2人をそれぞれ停職3か月の懲戒処分にしたと発表した。理由は地方公務員法の信用失墜行為と職務専念義務などに違反したこと。同日付で係長は依願退職した。
公務員事情に詳しい近畿大学経営学部の中谷常二教授は、
「不倫の場所が会議室、職務中であることがダメなんです。不倫だけなら当事者間の問題ですので、処分はできません」
市民の声は厳しく、「私たちの税金もらってんやろ? やっぱりそんなことしたらあかんやろ!」と、60代女性は声を荒らげた。
離婚に関する相談やカウンセリングなどを行う『離婚110番』の澁川良幸代表は、
「一線を越えられる人は、パートナーや子どもの存在が歯止めにならない。要は遊びたい心があって、新しい相手がいて、チャンスがあれば食いついていく、というのが不倫のいちばんの理由です」
と説明する。
副主査の停職期間は来年2月13日まで。役所に残るか辞めるのか、先のことはわからない。副主査の妻と係長の夫は今も同市役所で働いている。
係長と副主査が情事にふけっていた会議室は今も使用されているのだろうか。