17/11/25 10:21:06.93 Lja4lTGB0.net
>>665 つづき
最初、ネットの下流(匿名空間)から発生したデマが、上流(非匿名)に存在する
しかしながら、敗訴が確定した13年以降も、「産経新聞の記者という社会的地位のある人物が書いた記事なのだから信用に足る」として、
「辻元清美 コンドーム」 は、ネット空間の下流に居住する匿名のネットユーザーが、辻元氏を揶揄(やゆ)するときに必ずと言っていいほど引用するようになった。
産経新聞記者という社会的地位のある者の書いた記事は、公にそれがフェイクニュースであると認定されても、ネット空間の匿名領域に残置し続けたのである。
そして裁判所での敗訴確定までの間、他の保守系言論人や文化人が、この阿比留氏の誤報をそのまま自らの著作で引用し、二重三重の「フェイクニュースの量産」という失敗が犯され続けた。
例えば保守系言論人として知られる金美齢氏は、その著書『凜(りん)とした日本人』(PHP研究所、11年出版)のなかで、次のように阿比留氏の記事を無批判に引用しているのだ。
〝〈……カメラマンの宮嶋茂樹氏の著書によると、辻元氏は平成4年にピースボートの仲間を率いてカンボジアでの自衛隊活動を視察し、復興活動でへとへとになっている自衛官にこんな言葉をぶつけたという。
「あんた! そこ(胸ポケット)にコンドーム持っているでしょう」〉
これは辻元氏が、いわゆる従軍慰安婦と旧軍の関係を念頭に、海外派遣された自衛隊員の素行を不品行と決めつけて厭(いや)みを発したものだろう〟(同書64ページ)
阿比留氏の記述が13年にデマだと公に確定するまでの約2年間、同じ保守系言論人・文化人という「同業者」の中ですら、フェイクニュースが真実として「横方向」に蔓延(まんえん)した証拠である。