17/10/24 16:51:34.29 einNy+i10.net
広告展開が重荷
「プラスワンからカネが支払われません」。７月末、ある携帯販売代理店の幹部は、
部下から届いたメールに目を疑った。フリーテルを展開するプラスワン・マーケティング
（東京・港）からの入金がすでに２カ月も滞っているという。
フリーテルはほんの数カ月前までは「年内に販売店を200店にする」との強気の計画を、
この代理店に伝えていた。
それが一転して入金を促してものらりくらり。「近々、日本航空とのコラボで新しい
端末を発売する計画です。その際は（既存株主の）ヨドバシカメラだけではなく、
日航からも出資を受け入れる予定です」。フリーテルの担当者はこう説明する。
だが、いつまで待っても日航からの出資は実現しない。
「何かおかしい」。事態を重く見た販売代理店幹部は、債権の回収や保証を
手掛けるファクタリング会社に駆け込んだ。
このファクタリング会社が調べたところ「フリーテルの財務内容では債権を
回収できる見込みはありません」。保証できる金額はゼロと言う。「まさか、
そこまで追い込まれていたとは」。フリーテルの異変は想像を超えていた。
携帯大手の半額以下で利用できる格安スマホはここ１～２年で急速に普及し、
すでに利用者はスマホ全体の１割を超えた。個人向けだけでも20社以上が参入する
激戦区。その中でフリーテルは格安通信とスマホ端末の「二刀流」で頭角を現してきた。