17/10/24 16:52:36.04 einNy+i10.net
通信速度強みに
逆回転を始めた二刀流経営。そこに携帯大手が容赦なく切り込んできた。
ソフトバンクは客単価が減ることを覚悟で、格安ブランドのワイモバイルで
攻勢をかける。KDDIも同様にUQモバイルで続いた。
格安スマホは通常、携帯大手から通信回線を借りてサービスを提供する。
このためどうしても通信速度が遅くなりがちだが、自社で回線を持つ大手系には
その心配がない。その結果、客足は大手系に流れ、格安スマホの新規契約の
5割以上を大手系が占めるようになった。携帯大手による露骨な「格安つぶし」だ。
万策尽きた増田氏は事業売却に望みを託した。携帯大手に加え独立系
格安スマホの楽天やインターネットイニシアティブ(IIJ)にも打診。
乗ってきたのは顧客アカウントを増やしたい楽天だけだった。
「フリーテルは債務超過寸前。むしろうちはホワイトナイトだ」。
楽天幹部は「ホープ」と暗号名を付けられた買収交渉を振り返る。
ホープはフリーテルが広告で起用した女優の佐々木希さんの名を
もじったもの。確かに安く顧客基盤を買えた楽天にとっては希望だろう。
フリーテルには、楽天が対象外としていたスマホ端末事業という一刀だけが
残された。果たしてそれは、希望となるのか。