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産経WEST2017.10.8 13:03更新
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民進党の前原誠司代表(55)が苦しい戦いを余儀なくされている。自らの決断で合流を進めた希望の党の公認は求めず、無所属で出馬したためだ。選挙区で敗れれば落選の憂き目に遭う。
8回の当選を重ねた過去の衆院選では、対抗馬に比例復活当選を許さないほど圧倒的な支持を得てきた。しかし、今回は「これまでにない逆風にさらされている」(後援会関係者)といいい、本人も「この1カ月は眠れない日が続いた」と苦しい胸の内を明かす。
4日、衆院解散後に初めて地元で街頭演説した際には、「帰れ」「ウソつき」などとヤジも浴びた。
5日夜、地元・京都2区(京都市左京、東山、山科各区)で開いた講演会では大勢の支援者らを前に、「どうか、私を助けていただけないでしょうか」と頭を下げた。
自ら「背水の陣」を敷いて臨む前原氏に、地元の支持者、有権者らの受け止めも複雑だ。
京都は今月、徳川慶喜による大政奉還から150年の節目を迎える。民進最後の代表となる前原氏にその姿を重ねる向きもあり、民進から希望に合流した前職も「前原さんの決断は勝海舟の江戸城無血開城。歴史が評価してくれる」と擁護する。
政権交代可能な二大政党制をつくるのが「民進最後の代表の仕事」と言い切る前原氏の判断は歴史的決断となるのか。過去に経験がない厳しい選挙戦に臨む。
★1が立った時間 2017.10.8 13:03
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