17/08/05 22:22:03.05 DVn63goD0.net
>>207
国の借金が高く積み上げられたのは、
90年代以降、「景気対策」と称して(実際90年代は景気が悪かったが)
所得税の最高税率引き下げなど『減税』して『税収が減った』
その税収が少なくなったところに『高齢化社会』になって『社会保障費がかさむようなった』から。
歳入が減ったのに歳出が増えて来たのを借金で穴埋めして来た。
それを90年代以降、毎年毎年繰り返したので
現在1000兆円、GDPの200%を超える借金が高く積み上げられた。
2050年には人口が多い団塊の世代が後期高齢者になり、
医療費だけでも50兆円から75兆円に増える。
このまま『財政再建』しないと、
2020年の東京オリンピック辺りまでは国の借金はそんなに増えないが、
その後辺りから次第に加速度的に借金が増えて行く。
高く積み上げられた借金に金利が付き、それで借金がさらに増え、
その増えてさらに大きくなった借金にまた金利が付き、
またさらに借金が増えて大きくなる
というスパイラルに陥る。
日本政府のシミュレーションでは、2050年にはGDPの500%を超えてしまう。
(現在のGDPで言うと、2500兆円ほど)
*確かにこれから50~100年ぐらいの長期的な3~4%の高い経済成長率だと、
このままでも財政や社会保障は持続可能。
(しかし、その成長率よりも金利が高くなると、借金が増えて大きくなるリスクがある)
50~100年ぐらい長期的な経済成長率が2%だと、国民の負担は和らぐ。
(しかし、これも特に経済成長率よりも金利が上昇してくると、
借金が増えて大きくリスクがある)
しかし、日本の50~100年ぐらいの長期的な経済成長率は、良くて1.5%、
だいたい1%辺りを推移して行くと予測されている。
なので、経済成長だけでは『財政再建』や
これから50~100年ぐらいかかる『財政健全化』への道筋はつかないだろう。