17/07/23 08:24:56.84 kOsCEByT0.net
>>436の続き
では「報道しない」という事については?
それは死刑という刑罰を受けるに至った犯罪行為である。
かつて図書館で一つの本を手にした。
そこには死刑が宣告された裁判において明らかになった
犯行の詳細が書かれていた。
読み始めたが一章、最初の死刑事例で読むのを止めてしまった。
その犯行は凄惨を極め、読み進めていくうちに被害者の人々の恐怖、苦痛、
死の瞬間までの無力感、絶望感などを感じて気分が悪くなってしまったからだ。
これら死刑犯罪の犯行の詳細は、その凄惨さ故に意図的に「報道しない」という事ではなく、
「報道できない」という面もあるのかもしれない。。
しかしながら死刑制度を問う報道、番組制作をする場合に於いて、これらの犯罪の詳細は欠かせない。
なるほど、彼ら被害者は既にこの世にいなくて声は出せないだろう。
だが事件の詳細を知れば、彼ら、彼女たちの受けた恐怖、苦痛、無力感、絶望感は共有できる。
その時確かに我々は、彼ら、彼女達の声を聞くのである。
死刑制度存続の是非が問われるならば、まず最初にこれらを報道する義務がある。