17/07/23 20:15:04.13 qeCnqfhU0.net
>>626
消費税増税するまでは物価も順調に上がっていたし
景気が回復することへの期待も維持されていた
(回復期待は実は8%増税を決定した13年10月に失望に変わった可能性もあるが)
しかし決定的に景気が腰折れしたのは増税が実施された14年4月以降なのは間違いなく
その落ちっぷりも大きかったが落ちたままになってしまった期間も長引いた
消費税が導入された時、次いで税率が5%に上がった時、
その2回の増税に際しての消費の駆け込み~反動減の動きはよく似ていて
そこから今回も同じような想定がされたわけだ
しかし今回の落ち込みはそういう想定を軽く上回ったために政策の目論見もついえてしまった
しかしそもそも複数のシンクタンクが出したマクロ計量モデルのシミュレーションでは
今度の消費税増税はかなりダメージが大きくなるだろうという予測がされていた
かつて経済企画庁でマクロ計量モデルの開発に携わった宍戸駿太郎なども
「消費税増税をしたらせっかくうまく行ってるアベノミクスが失敗に終わる」
「デフレに逆戻りする」といった警告をしていた
要するに、政府・日銀による消費税増税の影響見積もりは甘かった、それに尽きる
景気が完全に回復するまでは増税してはいけなかったのだ
もともと金融緩和の効果がしっかり出るには1~2年かかるという想定なのに
緩和開始から1年そこらで増税に踏み切ったのが拙速すぎた
なまじスタートが良かったことが安倍の慢心を誘った面もあるだろうな