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★英総選挙 “与党・保守党 第1党守るも過半数届かない可能性も”
イギリスの総選挙の投票は8日、全国およそ4万2000か所の投票所で行われ、
日本時間の9日午前6時に締め切られて、開票作業が続いています。
BBCは、投票所で行った出口調査やこれまでの開票状況に基づいた各党の
獲得議席の予測を伝えています。それによりますと、議会下院の650議席のうち、
与党・保守党が322議席、最大野党・労働党が261議席を獲得すると予測していて、
保守党が第1党の座は守るものの過半数の326議席には届かない可能性もあるとしています。
また、スコットランドの独立を目指すスコットランド民族党は32議席、
自由民主党が13議席を獲得すると予測しています。
保守党が過半数の議席を確保できなければ、総選挙の前倒しを決めたメイ首相が
責任を問われるのは避けられず、イギリスの政治状況が不安定になるおそれもあります。
BBCによりますと、これまでの開票の結果、日本時間の午前10時45分現在で、
保守党が75議席、労働党が100議席を獲得していて、開票が順調に進めば9日
午後には大勢が判明する見通しです。
メイ首相が総選挙の前倒しで実施する意向を表明したのが、ことし4月18日でした。
この直後の世論調査の支持率の平均は与党、保守党が42.4%、野党、労働党が26.1%と、
およそ16ポイントの差がついていました。メイ首相としては、こうした世論を追い風に、
総選挙の前倒しに踏み切ったのです。
その後、選挙運動が活発になる中で、4月下旬には両党の支持率の差がおよそ20%まで
拡大するなど、保守党が圧勝するという見方が強まっていました。
その傾向が大きく変わるきっかけとなったのが、先月18日に保守党が発表したマニフェストでした。
マニフェストの中に、一部の高齢者の負担増につながる社会保障政策が盛り込まれたことに
国民の間に反発が広がり、保守党の支持率が急落する一方、労働党の支持率は急上昇します。
先月31日には双方の支持率の差が10ポイントを下回り、今月に入ってからも、その差は徐々に
縮まっていて、一部の調査では支持率の差が1ポイントまで縮小したとする結果もあり、
選挙の行方は予断を許さなくなっています。
ハングパーラメント=宙づり議会とは、議会で、どの政党も単独で過半数の議席を獲得
できていない状態のことです。選挙でハングパーラメントになった場合、少数与党による政権か、
複数の政党による連立政権の樹立を目指すことになります。
保守党と労働党のいずれかが政権を担う二大政党制が根づいているイギリスでは、
選挙制度も二大政党に有利な単純小選挙区制を採用し、強く安定した政府を作る
ことが重要だと考えられてきました。このため、ハングパーラメントの事例は少なく、
第2次世界大戦後では2回だけとなっています。
1974年の総選挙では、与党だった保守党が野党の労働党にわずかな差で敗れ、
ともに過半数の議席を獲得できなかったことから、保守党が連立政権の樹立を模索しました。
しかし、保守党による連立協議が決裂したことから、選挙で第1党となった労働党の政権が誕生しました。
また、2010年の総選挙でもハングパーラメントとなり、第1党となった保守党と自由民主党
による戦後初めての連立政権が発足しました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
議席数棒グラフ
URLリンク(www3r.nhk.or.jp)
3:名無しさん@13周年
17/06/09 14:10:32.23 Xeb5t4pwJ
保守党の過半数割れ確実とBBCが報じてる様。テロで世論分断を狙ったISの思惑通りの結果だろうなぁ・・・