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男色関係における受け身の立場の者を
「かげま」とか「かげろう」とよぶことがあるが、これらの言葉がどういう因縁でできたかについて、
岩田が或る手紙中で熊楠に尋ねた。熊楠はこれに答えて、男色を業とする者の話や、男色の仕方、また衛生上留意すべき点などについて、実に丁寧な説明をしている。
「陰間野郎」であるが、これは高野山の坊主仲間から生まれた言葉である。
高野山では弘法大師の昔から男色が盛んであったが、その男色を行う空間を「陰間」といい、そこで目上の坊主に尻を差し出す者が「陰間野郎」と呼ばれた、というのである。(関東では「おかま」と言う言葉があるが、これも「かげま」から転化した形かもしれない)
「陰間」とは厠に隣接して設けられた小さな控えの部屋で、そこで男色行為が行われた。男色が終わると、掘られた方は厠で尻の穴の手当てをしなければならない。そのまま放っておくと必ず痔になる