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サンゴ事件だけじゃない 朝日新聞の誤報・虚報歴代ベスト5
■1位
・1989年4月20日付夕刊 「サンゴ汚したK・Yってだれだ」
西表島近海でサンゴに「KY」と傷があったことを写真付きで報じた。
だが、傷つけたのは当の朝日記者と判明。
当初は、もともとあった薄い傷を撮影効果を上げるためさらに削ったと説明したが、
その後、無傷のサンゴに傷つけたことを認めた。
■2位
・1950年9月27日付朝刊 「宝塚山中に伊藤律氏 不精ヒゲ、鋭い眼光 ”潜入の目的は言えぬ”」
団体等規正令違反で捜査当局が行方を捜していた共産党幹部・伊藤律と数分間会見したという”大スクープ”だったが、まったくの作り話だった。
3日後の社告で陳謝の上、全文を取り消した。縮刷版からも削除された。
■3位
・2005年8月21日付朝刊、22日付朝刊 「郵政反対派『第2新党』が浮上」「追跡 政界流動 『郵便局守れだけでは』」
当時の田中康夫長野県知事と亀井静香氏が、郵政民営化に反対する新党を結成する話をするために、
8月13日に長野県内で会談したと報じたが、そうした事実はなかった。
記事では2人の会話のやりとりまで詳細に記述していた。
■4位
・1959年12月~60年1月 北朝鮮帰還運動に関する一連の報道
〈帰還者にわく平壌 身ぎれいな町の人 立ち並ぶアパート〉や〈働けば食える 浸透する政治〉などと題する特派リポートを立て続けに掲載。
北朝鮮を〝地上の楽園〟として紹介し続けたが、実態はその後明らかになった通り。
■5位
・1984年8月5日付朝刊 「南京虐殺、現場の心情つづる 元従軍兵の日記、宮崎で発見」
日本軍元兵士が大虐殺の現場写真を持っていたと報じた。
12人の生首が転がっている写真など3葉で〈歴史的資料になるとみられる〉としたが、
この写真は日本軍とは関係なく場所も時期も違うものと指摘され、朝日は写真に関する記述を取り消した。