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「ラッセル訓練ぐらいなら…」引率教員ら当日、現場で判断 栃木県警、手薄な装備含め聴取
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栃木県那須町のスキー場で県立大田原高山岳部の生徒ら8人が死亡した雪崩事故で、新雪が積もり雪崩の起きやすい気象条件の下、
登山講習会の引率教員らが「パウダースノーをかき分けて歩くラッセル訓練ぐらいならいいだろう」と判断していたことが28日、学校関係者らの話で分かった。
県警は、遭難時に位置を特定するビーコン(電波受発信器)を生徒が持っていなかった装備面も踏まえ、教諭らの判断に誤りがなかったかどうか業務上過失致死傷容疑で捜査。関係者から事情聴取を続けている。
県教育委員会によると、当初27日は茶臼岳に登山する予定だったが、雪崩注意情報が出ていた上、風が強く危険性が高いとして、講習会の責任者を務める教諭らが協議し午前6時に中止を決定。
ラッセル訓練に変更して同8時、5班に分かれて出発した。
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