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- 暇つぶし2ch986:『逆説の日本史7・太平記と南北朝の謎』(著・井沢元彦/ 小学館)
17/03/26 11:41:12.29 GuuMO1ia0.net
 
(>>947の続き)
   =====
・・・(大意)
古(いにしえ)から当代に至る世の移り変わりにおける、平和と乱世の根源といふものを筆者自身でよくよく推し量ってみると、それが天の徳に左右されるものであることをつくづく実感する次第なり。
古今東西を問わず、およそ名君と評される者は絶えずこの徳を研鑽して国家を治めてきたからである。加えて忘れてはならないのが地の道である。賢き重臣といふものはすべからくこの道理に従って主君の統治を輔弼していくものだからだ。
もし君主が天の徳を欠いていたら、たとえ一時の栄華を極めていたとしても末永くその玉座を維持することは出来ないだろう。歴史の示すとおり夏の桀は南巣の地に逃げ去り、殷の紂は牧野での戦いに敗れ去ったからである。
また重臣においても、地の道から外れた政治へのめり込むようなことになれば、どれだけ権勢を伸ばしたとしても、やはりその地位を維持することは出来ないだろう。秦の趙高は咸陽の地で刑死し、唐の安禄山も鳳翔で滅んだからである。
以上のようなことを踏まえ、以後の聖人は身を慎んで人の守るべき道を次代に教え諭してきたのであるから、われわれ当代の為政者も歴史を顧みて過去に教訓を学ぶべきであろう・・・。
=====

・・これまで△△△という人物の人となりについて、決して名君と言えるようなご仁でないことを、ところどころで述べてきた。
△△△の性格に特に問題があるのは、鎌倉幕府に対する最初の蜂起が未然に発覚したとき、日野俊基らを見殺しにしたことでも分かるように、君主としてリーダーとしての責任感が全く無いことだ。
プライドはあり過ぎるぐらいある。自分が日本の帝王であり、武士など虫ケラに過ぎないと思っている。しかも、自分は総てにおいて有能であるという自信も過剰なほどにある。だが、君主たる者いかに徳を養い臣下に接すべきか、という自覚はまるでない。

・・・と、いうわけで『太平記』の巻頭にある序文の言いたいことは唯一つ、
「最も重要なことは治政における天の徳にあり、英明なる君主、賢き重臣というものはこれを根本に据えて国を運営してゆくので、草の根の臣下や民もこの道理に遵ふようになるのである。もしこうした徳を欠くことがあれば王朝の滅亡は免れないであろう。
(原文:其道違則雖有威不久。 <もしその徳欠くる則は、位有りといへども、持たず。その道違う則は、威有りといへども、保たず。>」

なのである。


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今上陛下、お誕生日にあたり所感7
http:// kohada.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1387789913/
『・・・戦後、連合国の占領下にあった日本は、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。
また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思っております。』
    平成二十五年 十二月二十三日
 
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【皇室】今上陛下「戦争の歴史を学ぶことが大切」 新年迎え所感
http:// daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1420057218/
 皇室ご一家は1日、新年を迎えられた。天



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