17/03/20 19:12:30.99 np8NL1NF0.net
● 本日の宮本たけし FB ●
「森友事件」というものは、
国民共有の財産である不動産鑑定価格9億5600万円の国有地を、
不当な値引きによって、ただ同然で森友学園が手に入れ、しかも当初は、
その売買価格さえ国民に隠していたという事件です。
被害者は国民全体であり、それだけでも森友学園と
財務省、国土交通省航空局の責任、そこに介在した政治家の責任は
決して免れ得ません。
しかし、さらに問題なのは、
森友学園が、まだ政治的判断力のない幼稚園児に「教育勅語」などという、
国会でもすでに69年前に全会派一致、その失効と回収を決議した、
今日では文部科学省も「そのまま全部を教えてはならない」としているものを
丸暗記させてきたこと。
幼稚園だけではあきたらず小学校までつくり、あわよくばさらに中学、高校と、
日本国憲法と教育基本法のもとでは許されないような教育を
子どもたちに注入しようとしてきたことです。
このような闇の野望が潰え去ったのは当然ですが、
小学校で許されないような教育は、幼稚園で行うことも許されません。
最大の被害者は、一部の大人の時代錯誤な「教育勅語教育」の野望のために、
歪んだ教育を押しつけられてきた子どもたちにほかなりません。
これは、その親が、たとえ「教育勅語肯定派」であったとしても
許されることではありません。子どもは親の所有物ではありません。
「親だから子に何をしてもよい」というなら、
「児童虐待」は決してなくなりません。
子どもは親の「持ち物」などではないのだということ。
その子は親とは別の独立した人格として、ひたすらにその人格の完成をめざして、
教育を受ける権利を有するのだということを、はっきりさせなければなりません。
願わくば、森友学園・塚本幼稚園に育った子どもたちが、
押し付けられた歪んだ教育の「くびき」を断ち切り、
健やかに、ひたすら自らの人格を発達させることのできる、
真の教育力に出会えますように…。
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