17/02/17 07:05:47.99 333zBu1M0.net
（アウトライン）
公示地価ベースで12億円相当（路線価ベースで9.6億円相当）の大阪府豊中市の国有地が民間の学校法人に実質無料で譲渡された疑惑が問題となっている。
国有地の売却先は大阪市の学校法人「森友学園」（総裁・校長 籠池泰典氏）
平成29年現在で「瑞穂の國記念小學院」の名称（大阪府豊中市野田町）で認可申請中。
「国家神道」を理念とし、名誉校長に安倍昭恵氏（安倍首相夫人）が就任している。
寄付金の募集に際しては「安倍晋三記念小学校」の名称が使われていた。
寄付金の募集の際に自身の名が使用され、夫人が名誉校長である事から安倍首相が全く知らなかったとは言い難い。
問題の土地は、8770平米で、大阪音楽大学の近辺で道路も整備されており、かなり良い立地環境にある。
豊中市、伊丹市の境にある大阪空港への飛行機の着陸経路下であるが、空港からは距離があり騒音も特に気にならない。
当初は住宅地であったとされるが、その後、区画整理のため更地となり、以降、長い年月が経過している。
住宅を取り壊した際の廃材の一部が埋め戻された可能性はあるが、産業廃棄物の廃棄場などではなかったようである。
この土地の路線価による評価額は9.6億円で、公示地価ベースの評価額（実勢価格）は約12億円。
同条件の隣接する国有地9492平米は、同様の埋没物がありながら豊中市に約14.2億円で売却されている。
同市が不当に高く買い取ったとは考えにくいため、問題の土地の実勢価格が約12億円の裏付けとなっている。
また、財務省は別の学校法人による約7億円での購入希望を安すぎるとして断っていた経緯もあった。
財務省はこの土地を「国有財産地方審議会」に咨る事なく、不動産鑑定士による「評価額9.5億円から深度3.8mまでの家庭ゴミ等埋没物の処理費用とする8.2億円を差し引いて1.3億円で森友学園に売却」した。
購入した森友学園によると埋没物は「生活ゴミ」で、実際に埋没物の除去に要した費用は1億円であり、実際の埋没物が何であったかは写真等がなく明らかにされておらず、除去工事が実施された事実も確認されていない。
隣接の土地を購入した豊中市によると、同市が購入した国有地の埋没物は通常の更地にあるただの廃材ゴミだったという。
森友学園の1.3億円の土地購入代金は10年の分割払いで金利は年1％となっている。
更に驚いた事に、森友学園は「購入前に、深度3mまでの埋没物の除去費用として1.3億円を国から受け取っていた」という。
真偽についてはまだ不明な部分があるが、関係者の証言が正しければ「12億円相当の学校建設の一等地が実質無料で政府関係者の身内が関係する学校法人に譲渡された事になり」背任行為の疑いがある。
また、常識的に誰でもおかしいと気付く話であり、気付かずに関与した関係者も善管義務違反の疑いがある。
関わった関係者は、刑事責任の他、国の損失額12億円について賠償責任を負う可能性がある。
（出番記者）