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東芝株急落、一時9%安 決算発表時間「未確定」に
2017/2/14 12:07 (2017/2/14 12:46更新)
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東芝は14日、当初正午としていた2016年4~12月期連結決算の発表時間について「未確定である」と明らかにした。自社のホームページ上で「本日12時時点では開示できておりませんことを、お知らせします」と掲載している。
これを受け、14日午後の東京株式市場で東芝株に売り注文が殺到。売り気配で始まった後、12時36分に前日比9%安の226.9円で取引が成立した。先行き不透明感から幅広い投資家の売り注文が出ている。
市場では「14日の決算発表で原子力発電事業の損失規模が確定する」との見方から、ここ数日、東芝株は底堅く推移。前週末から2営業日続けて5%上昇していたが、一転して売りが膨らんでいる。
焦点の米原子力事業では7000億円規模の損失が発生したもようだ。4~12月期の連結最終赤字は4000億円台後半に膨らんだとみられ、自己資本がマイナスになる債務超過の可能性も高まっている。半導体メモリー事業の分社と外部資本受け入れといった対策を実施し17年3月末は債務超過の回避を目指すが財務は極めて脆弱になっている。
決算では事業継続のリスクを示す「継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)に関する注記」を初めて記載する見込み。業績や財務の悪化で事業の先行きに不透明感が高まり、投資家に注意を促す意味がある。
東芝は14日午後4時に本社(東京・港)で決算説明会を開く予定としているが、開催時間については変更の可能性がある。損失発生の原因や再発防止策、原子力事業の再建策なども示す見込みだ。