17/01/20 18:20:25.77 CAP_USER9.net
この騒動は、日本人に2つの意味で大きな教育効果を発揮した。
第1は、既存マスコミを出し抜くようなかたちで、ネットを主戦場に政治が動いたことだ。
第2は、島国の住人である日本人が、ほとんど意識したことのない「国籍」の重要性がクローズアップされたことだ。
ヨーロッパではかつて、国籍をいくつ持っていてもとがめられなかった。
それが第1次世界大戦で「フランスとドイツの二重国籍の人はどうするか」という深刻な問題が浮上した。各国の制度が統一しない限り、
二重国籍はなくせない。このため、単一国籍の原則の確立を目指しつつ問題を調整しようという「国籍抵触条約」などが結ばれた。
戦後になって欧州統合が進み、いずれは欧州市民権のようなものに収斂することが意識され、過渡期的に二重国籍に寛容な流れもあった。
だが、「難民や移民の増加」「租税回避」「テロ」といった問題が出てきて、厳格化への動きが出てきているのが現状だ。
難民や移民への甘い対応は、英国のEU(欧州連合)離脱や、ドナルド・トランプ次期米大統領の出現という劇的な結果を生じさせた。
世界を壊したという嘆きもある。オバマ米大統領がいかに美しい退任演説をしても、
後任者は、オバマ氏の8年間の成果をほとんど壊してしまいそうだ。
ヨーロッパの女帝として君臨し、欧州統合の理想を語っていたドイツのメルケル首相も、難民対策で失敗したと認めるはめになった。
リベラル派は「移民やマイノ