17/01/08 09:48:09.17 tMkgkTWHO.net
アメリカの中国専門家が犯した最大の間違いの一つは、この【資治通鑑】を軽視したことだ。
この本は英訳されなかった。
1992年になって初めてわたしたちは【資治通鑑】が毛沢東の愛読書だったことを知った。
トウ小平や他の指導者もその本を読んでいる。
また、中国の高校生はその本から抜粋した文章を書き写して学ぶ。
そこには戦国時代から伝わる「策略の用い方」「敵の包囲を避ける方法」
「好機が訪れるまで既存の覇権国を自己満足に浸らせておく方法」
などが記されている。
アメリカの諜報機関の職員は
「中国がソ連の従属的パートナーという立場に満足していない」
という報告を信じようとしなかった。
総じてアメリカ人は中国のように遅れた国がソ連のライバルになり
やがてはアメリカと対峙するなどという見かたは馬鹿げていると思っていたのだ。