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最近、生長の家の信仰者ではない一人の著述家が、独自の調査によって、これらを解明する本を出版した。
菅野完(すがの・たもつ)氏が書いた『日本会議の研究』(扶桑社新書)が、それである。
この本には、かつて生長の家の幹部活動をしていて、今は日本会議が進める政治運動の中枢にいる人が、何人も実名で出てくる。
私より年齢が高く、かつ当時の生長の家の運動に関わっていた人々にとっては“懐かしい”話も出てくるが、当時隠されていた“驚くべき”話もある。
とにかく、最初は門外漢であったはずの著者が、ここまでよく調べ、よく書いたと感心する。
つまり、この本には、私が『宗教はなぜ……』の本でカバーできなかったミクロの事実の多くが解説されている。
書かれた内容--特に教義に関すること--のすべてが正しいとは言えないが、大きな流れは事実に沿っていると思う。
そういう理由もあり、私は大阪で行われた生長の家講習会では、菅野氏の著書を紹介し、
興味ある参加者に一読を勧めたのだった。本欄の読者にも、同じことをお勧めする。
谷口 雅宣
2016年6月 1日