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昔のドリフターズのコントなどもかなりえげつないものだったが、あれは
どちらかと言うと、悪ガキ連中(加藤茶他)が指導者である教師や上司など
(いかりや長介)にふざけやギャグで返すような構図がメインであったし、
何よりも太っていて鈍くさいキャラクター(高木ブー)をいじめられ役には
決してしなかったので、まだ許されるだろう。
吉本新喜劇など、近年の関西系のお笑い芸とはこの辺が違うところだろう。
近年の関西系では、泳げない芸人(確か山田花子)を水に落として、
もがく様をネタにしたりもしている様だが、言語道断である。
ドリフターズの場合は、体を張るような芸はそれができる人物(加藤茶他)
にやらせており、決して高木ブーなどに無理はさせなかった。
もちろん、各人のできる範囲まではフルパフォーマンスでの演技を厳しく
求めてはいたが、その辺はしっかり見極められていた。