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日露両国の皇帝名義で署名された千島樺太交換条約により、千島列島とは
「シュムシュ島から数えて１８島目のウルップ島までで、条約締結時に
ロシアの領有下にある一群の島々」と正確に定義されている。従って、
国後択捉は含まれないし、歯舞色丹は「千島『列島』」でさえない。
同条約の日本語訳には誤りがあり、外務省の条約局長でさえ誤った日本
語訳に依存したため、国会で誤った答弁をしたが、後刻訂正している。
同条約の唯一の正本はフランス語だから、日本語訳の訂正は自由である。
安倍は、国後択捉歯舞色丹のロシアとの間の所有権の範囲について、条
約のフランス語正本を引用して反論を行ったのか。それとも安倍は、フ
ランス語が出来なかったのか。フランス語は外交用語であり、外交には
不可欠のはず。