16/11/30 08:20:11.96 5P1rpkTD0.net
【若者を搾取する元凶】 戦時経済体制が日本的経営のルーツ【若者を搾取する元凶】
URLリンク(www.camri.or.jp)
戦前の日本の経済システムは、現在と大きく異なり、競争主義的、自由主義的であった。
天下り、行政指導などはほとんど存在せず、市場原理が重視された。賃金・雇用体系は
柔軟であり、資本家と労働者の所得格差は大きかった。年功序列、終身雇用制などは
定着しておらず、労働の流動性が高かった。
これを大きく変えたのが、戦時体制である。1930年代後半以降、政府、あるいは軍が
強力に介入し、産業、企業、金融システムなどを戦争遂行のために大きく変えた。その
哲学は、競争・利益追求・市場原理の否定と統制である。
戦時体制の影響は、今もなお、広範囲に残っている。
所得税の源泉徴収、
地方交付税、
国民皆保険、
厚生年金、
9電力体制、
経団連、
新幹線も、
戦時中にその原型ができた。同様に、
年功序列、
終身雇用制、
系列・下請、
メインバンク、
天下り、
行政指導
のルーツは、すべて戦時体制である。
戦後できた日本的経営の要因は、株主持合いのみである。
それほど、戦時体制を出発点とする日本的経営は根が深いのである。
日本的経営の代表的な要素は、年功序列、終身雇用制、系列・下請、メインバンク、株
式持合い、企業別労働組合などである。これらの要因に、中央集権体制、官僚支配(統制)、
行政指導、産業政策、天下りなどが加わることによって、広義の日本的経営がつくられた。
日本的経営の特徴は「安定的、長期的、協調的」だが、同時に、これは「閉鎖的、競争抑
制的、同質的」という要素を持つ。