16/09/11 23:30:45.22 PRUozrUG0.net
>>407
厳密に言うと、派遣が完全に自由化されたのは2000年だか1999年だかなので、
小泉政権成立前の森政権のとき。
小泉と安倍は馬鹿なので、その路線が正しいと思って放置・推進した側。竹中も。
そもそもは、80年代から続く、日米構造協議(つっても主にアメ→日本への圧力)の中で、
アメが日本の労働市場を「流動性が無い」、即ち簡単に言えば、「転職がない」って批判し、
圧力をかけまくったから。(毎年アメが日本へ加える圧力事項を羅列した“年次改革要望書”については、
10年ぐらい前も結構話題になったろ)
(実際には、大卒サラリーマンの転職など、80年代から増えてたし、
少なくとも高卒の中ではずっと前から転職など結構あったのが事実。高卒の場合、
新卒で入る企業はどうしても小さい会社。だから勤め続けてる間に倒産したりする。
また、高卒であるが故、待遇に不満を持って辞めたりする。こういうことで高卒に関しては、
昔っから転職は結構多かった。ちなみに、“失われた年金5千万件”の件も、これと結構関係してる。
だが、大手マスコミに勤めるのは、一流大出て大手マスコミ入って、
定年までそこに勤めるのが当たり前な奴らだから、下々のこういうことを知らない。
だから、欧米から「日本は労働流動性が無い」とか言われると、自分達のことしか知らないから、
反論せずに納得しちまいやがる。そんで、いつのまにか、日本の終身雇用制も本気になって「ダメな慣行」みたいに、言い出すようになりやがった。
自分達はしっかり終身雇用なのに)
でもアメのその真意は、日本の終身雇用制が日本経済の強さの核だと捉え、それを崩壊させることが
目的だったと思われる。
しかしアメが「労働流動性」などと、よく分からない、いかにも正当性のあるような言葉を使い、繰り返し
圧力をかけ、また、福留がやってたTBS土曜夜の好視聴率番組「ザ・ニュースキャスター」に出てた
ジョージ・フィールズなんかも、さんざん日本経済低迷の原因を「労働流動性が無いことが原因」とか
言ってるうちに、政治家どもも、いつしかアメの本当の意図の記憶はどこへやら、で、それを真に受けるようになっちゃった。
で、2000だか1999年だかに派遣の全面自由化をしたっていうのが真相。
ちなみに、「日本は労働流動性が無い」って何かにつけて言ってたジョージ・フィールズだが、
それがこいつの本当の思考から出たのか、当時のアメとかの対日圧力の言葉を真似ただけなのかは知らない。
今となっては後悔してるかもなw 日本人とのハーフだしw
政治家とかマスコミとかは、欧米人の言うことだからって真に受けんなって話。
アメは確かに転職が激しく、これはアメ人だかアングロサクソンだかの特徴かもしれないが、
一方で、アメにおいても、従業員を終身雇用してる会社に対しては、“労働者を守る企業”として
称賛されることも確か。