16/08/23 14:03:06.02
>>1より
ただし、一度国を離れた労働者が中国に戻って再就職するのは難しい。
途上国での仕事は単純作業が多いため、次の仕事につながる技術やスキルが身に着けられないからだ。
ましてや外資による中国への投資が一段落した今、帰国後に再び働ける工場などを見つけるのは困難だ。
新興国ののんびりした空気に馴染んでしまい、中国への帰国が億劫になるケースもあるという。
それでも、中国人労働者が国外流出する流れは加速していきそうだ。
かつて朱鎔基政権で行われた国有企業改革で、1998年に1254万人、1999年には1174万人と、
2年で2400万人を超える規模の大量リストラが行われた。今回のゾンビ企業の淘汰では
「それ以上になるのではないか」と憂慮する声もある。
今後、国外に活路を見出す中国人労働者は空前の規模になるのではないか。
「国内のゾンビ企業淘汰と『一帯一路』は連動している」(前出の研究員)のだとすれば、
「一帯一路」の沿線国に向けた中国人労働者の大移動はますます本格化するだろう。(了)